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諸行無常について1

諸行無常について


前回と言いましても一年も前になってしまったので忘れてしまったかもしれませんが、お釈迦様が説かれた仏教の智慧の前提として知って頂きたい重要な四つの教義をご説明致しました。今回はそこから諸行無常という、あたりまえですが普段中々意識しない考え方をお伝えします。大切な物をなどをあやまって壊してしまった時に、「形あるものは必ず壊れる」といって頭をかいたりするのは私だけでしょうか?経験的にそういうものなんだなぁと感じることが皆様にもあるのでは無いでしょうか。これはグラスや車などの物だけではなく、あらゆるものは生じそして滅するというこの世の理です。植物も動物も、私自身も皆様も、町も国もこの地球でさえそのような理の中で、生まれ、やがて消えていくということの繰り返しです。それは心や人の繋がり、物事にも言えることで、いつか変わり、色あせ、うつろいで行くのです。ですが普通それはきっと遠い未来だと仮定して生活しています。ところがお釈迦様は今、一瞬一瞬が変わり続けているのですよ。諸行無常と教えてくださります。諸行とは「諸々の行い」の意味で、「無常」は「常ではない」ということ。なかなか分かりにくいですが「また明日」と別れることができるのは明日が今日とさほど変わりなく迎えることが出来ると仮定出来ているからです。そのように普段私達は自分という意識や明日という今から導き出すことが出来る状況がきっとくると仮定してい